経営システム工学科とは?

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実験

2年次生、3年次生の必修科目として、次のような実験が行われます。各実験とも5名ー10名のグループを構成し、実験で得られたデータをもとに、各自の考えをレポートにまとめます。

経営システム工学実験A

新製品開発編

人間は味覚(食品の味)、聴覚(CDプレーヤーの音質)、視覚(印刷物の色)、臭覚(化粧品の臭い)、触覚(織物のやわらかさ)、総合的な感触(自動車の乗り心地)などの感覚を通して製品を評価します。
したがって、製品開発においては、既存の製品や新しく開発した製品について顧客がどのように感じているかを把握し、製品の設計に反映させる必要があります。

本実験では、人間の感覚の内、味覚と視覚を使って様々な清涼飲料水の好ましさを調べる実験を行い、顧客のニーズに合った清涼飲料水とは何かを明らかにすることを試みます。
これを通して、新製品開発のための実験の計画や得られたデータの解析について理解を深めるのがねらいです。

人間工学編

人間工学とは平たくいえば、人問に適するように、どんな点に注意して道具・機械器具・環境などを設計すればよいかを研究する工学です。

本実験では、動態視力・静態視力の測定、嗅覚の標準検査、作業に対する疲労の測定、環境問題で取り上げられる騒音の測定などを行い、 データの解析を通して人間の特性に関する法則、環境問題に対する対応、機器設計の指針などを導びき出します。

経営システム工学実験B

工程設計編

生産活動の「仕組み」(工程)は生産技術・設備計画・方法技術によって具体化されます。工場では生産計画を満たすように材料・部品、機械設備、ワーカーの最適な組合せを探求し、工程を設計して実際にその仕組みを運営し、改善を継続していきます。

本実験では生産システム設計の基礎として、本学科で学習する生産管理・品質管理・原価管理・IE(インダストリアルエンジニアリング)などの基本的な考え方と数理技法を体系的に適用して、工程設計(ライン編成を中心として)を行い、実際にそれを運用して、工場で発生する問題の解決方法(改善活動)や統制活動についても理解できるようにしています。

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