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Education Quality Improvement(教育の質の改善活動)

2009年度の意見と学科の対応

区分 卒業予定者からの意見
(主なものを集約したもの)
対応
講義 しっかり出席している人、そうでない人の区別をもっとするべき。 単位は、当該の科目について必要な内容を修得したと判断できた場合に与えられます。出席と習得との関係は科目ごとに異なります。出席しなくても自分でしっかり勉強すれば修得できる科目もあれば、当該の先生の話を聞かなければ修得が難しいものもあります。修得に出席が欠かせない科目については、出席しなかった場合、理由の如何を問わず、当該の科目の内容を修得することは難しいと思います。
出席のとり方を考えて欲しい。部活をやっている人たちの配慮も欲しい。
講義 過去問を持っている人と一生懸命勉強した人が同じような評価をもらっていたりしていたので、おかしい。 問題を持ち帰ることを認めている科目については、過去問を学習の手助けとするのはむしろ好ましいことと考えます。ただし、過去問を入手できる人とできない人が生じるのは不平等ですので、これについては過去問をHPで公表するなどの工夫を考えていきたいと思います。
講義 科目によっては評価方法があいまいだったり、レポートの提出日がわからなかったりした。Webで正確な情報がいつでも知られたら良いと思います。 評価方法はできる限り詳しく講義要項に記述するようにしたいと思います。レポートの提出日等もC-plusなどの活用を検討したいと思います。不明な場合には、遠慮無く質問するようにしてください。
講義 先生により授業の進め方のバラツキが大きい。 科目の特性により授業の進め方は変わります。また、同じ科目でも先生の専門、受講者のレベルによって授業の進め方が変わるのはむしろ好ましいことと考えます。
講義 先生によって、自分の視点から物を言う人がいて、わかりいくいことがあった。 科目によっては、個々の知識よりも、視点や考え方の修得が大切なものもあります。わかりにくいと感じたのは良いことだと思います。話の背後にある視点や考え方についても積極的に質問し、当該分野の専門家である先生の持っている視点や考え方を理解するようにしてください。
演習・実験 物理実験・化学実験は、経営システム工学の内容か疑問だった。 経営システム工学は管理技術です。管理技術はそれだけでは役に立たず、機械・電気・化学などの固有技術の有効活用や向上に寄与することによって価値を生み出します。機械・電気・化学などの固有技術についてその基礎をしっかり理解していないようでは、どんなにすばらしい経営システム工学の知識・能力があっても役に立たないと思います。
演習・実験 ペースを遅くしてほしい。 理解・習熟の早い人と遅い人がいます。遅い人に合わせると早い人には退屈で無駄な時間が増えます。早い人に合わせると遅い人には自分で試してみる十分な時間が得られないことになります。両方のバランスを考えながらペースを決めていきたいと思います。
演習・実験 もっと見学等学外の活動を増やしてほしい。 経営システム工学実験B(2年次)の中で工場見学を1回実施しています。なるべく回数を増やす検討をしたいと思いますが、全員一緒に行うのは限度があります。インターンシップ(3年次)、情報メディア産業技術演習第1~3(1~3年次)、産業技術研修(4年次)などに積極的に参加してください。
卒業研究 大学に入って一番努力したので達成感が大きかった。 十分時間をかけることのできた人と、そうでない人とで得られるものが違います。どれだけ時間をかけられるかは自分次第です。できるだけ多くの時間をかけてください。その上で、教員や先輩、同級生と相談することで多くのヒントが得られると思います。また、思ったような結果がでなくても、自分として納得できると思います。
卒業研究 もっと前から準備して、データ数を増したかった。
カリキュラム 多種多様な学問を勉強するので「どんなことを勉強しているの?」と聞かれても説明しにくく、自分としても理解できない部分がある。 経営システム工学は学際的な学問分野ですので、その全貌を理解するのは容易ではありません。日頃の授業はもちろん、1年次~4年次の最初に行われる学習指導ガイダンス、1年次の経営システム工学概論などを活用して、経営システム工学の全体像を把握し、自分なりの言葉で説明できるようになってください。
カリキュラム 専門的な科目が少ない。数学やら実験やらが多すぎる。 基礎を理解しないまま、応用的なことを学ぼうとしてもうまくいかないことを理解してください。数学的な基礎ができていない人は、統計やORを正しく理解することはできません。統計やORを駆使できないまま、新製品開発、金融工学、感性工学などについて学んでも、断片的な知識を身につけるだけにしかなりません。
カリキュラム 3~4年にならないと経営システム工学的な専門科目が学べないのは不満。
カリキュラム 1~2年次にもっと履修できる科目を増やしてほしい。3~4年次に意外と授業が残っている。 一般の授業科目の場合、1.5時間の授業を受けるために1.5時間の予習、3時間の復習が期待されています。年40単位取るためには、半期20単位(10科目)、週5日として1日に2.5科目×6時間=15時間の学習が必要になります。
カリキュラム 現在は主に経営工学系より情報システム系を志望する学生が多い。生産管理よりシステム工学系を必修にしたほうがよい。 考慮していきたいと思います。ただし、資源のない日本にとっては製造業が世界に貢献できる大きな柱になっています。その製造業を支援するために情報システム産業が発達しています。優秀な人材がすべて情報システム産業に進んだとすると、製造業の衰退とともに情報システム産業も衰退すると思います。製造業で活躍できる人を育てることが学科の社会的な使命の一つになっていることを理解してもらえればと思います。
時間割 教職科目が6限にしかないのが不満。昼間の時間に行わない意味がわからない。 すべての学科の学生が共通に取れる時間で、教職を取らない学生に対する影響が少ない時間帯ということで6限となっています。
時間割 自分の履修したい授業が遅い時間にあって、間に大きな時間があったこともあった。 一人一人履修したい科目が違います。特定の人・特定の学科の人にとって都合のよい時間割は他の人にとって不都合な時間割りになります。多くの人にとってなるべく無理のない時間割になるようにしていきたいと思います。また、授業だけが学ぶ場ではありません。図書館で資料を調べたり、友達や先生と議論したり、有意義に過ごしてもらえればと思います。
時間割 統計学や確率論の講義と演習が分かれていた。 現在では連続して行われるようになっています。ただし、講義で聞いた内容を復習して十分理解した上で演習に臨んでもらうというのももう一つの考え方です。学んだ内容を自分で消化する時間を持てるように分けてあるにもかかわらず、講義を受けた後、一切復習を行わず、演習に出てくるということが大きな問題だと思います。
講義要項・ガイダンス 講義要項の内容が異なるものがいくつかあった。 できる限り一致させるようにしたいと思います。ただし、講義を受けている人の理解の状況や興味によって進め方を変える必要があり、このため、一部の講義が省略されたり、講義要項にない内容が追加されたり、講義の順序が入れ替わったりする場合があることを理解してください。
講義要項・ガイダンス 資料は他学科のものがとても多く、重かった。 一覧で見られるという利点を重視して紙媒体を配布しています。デメリットをどう補うのかを考えながら、電子化を検討するよう依頼していきたいと思います。
履修登録 履修の追加が後期ではできない点が不満。 一時期可能としたこともありましたが、どうせあとから修正できるかという安易な気持でよく考えずに履修登録をする学生が増えたために元に戻しました。経営システム工学科だけでは決められない問題ですので、学部全体で議論するようにしていきたいと思います。
履修登録 登録期間が短い。履修中止の期間などはもっと分りやすく知らせて欲しい。 事務室の方に要望を出していきたいと思います。
履修登録 卒業見込みのような表記があれば分りやすい。
試験 1日に4回試験をしたことがあった。 試験期間を長く取ればよいのですが、2月は入学試験があるため、その分、夏休みが短くなります(前後期合わせて2週間分)。経営システム工学科だけでは決められない問題ですので、学部全体で議論するようにしていきたいと思います。
計算機室 計算機室の利用時間を長くしてほしい。 ITセンターの方に要望を出していきたいと思います。
計算機室 容量が小さすぎる。
図書館 図書室は席の数が試験期間中、全く足りなかった。 経営システム工学科だけでは決められない問題ですので、教室等を開放するようにする等について学部全体で議論するようにしていきたいと思います。
図書館 図書室はうるさすぎて勉強に集中できませんでした。 利用する人がお互いのことを考えて行動することが大切ではないでしょうか。
図書館 友達と勉強するときに、少し話していただけでもとても注意された。
図書館 市販の参考書が古い。コンピュータ関係を中心に仕様が大きく変わっているため、新しいものにしてほしい。 図書館の方に要望を出していきたいと思います。
教室 空調が弱く、夏、暑かった。 事務室の方に要望を出していきたいと思います。
教室 5号館の大きい教室のいすは、満足できるものではなかった。 計画的に取り替えを行っています。
就職支援 キャリアセンターの人の対応が人によってかなりムラがあった。 対応する方も人です。皆さんが真面目に取り組んでいると感じられれば親身に相談にのってくれますし、逆に何を考えているのかよくわからないような場合にはそれなりの対応になると思います。
就職支援 自ら行かないと相談にのってくれない。 就職は自分自身で決めるべきものです。自分自身で考えること、その上でいろいろな人に相談することが大切だと思います。

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